自分で子どもに着物を着せたい!と、着物を購入したり、レンタルの着物を手配したり、または自分が着た着物でお祝いしようと考えている方は多いと思います。
問題は着付けですよね?
自分で着物を着ていたり、習ったことがある方なら自分で着付けてあげたく思うことでしょう。
習った経験がない方でも、我が子のために何とか自分で着付けてあげたいと考えるのは当然のことです。
書籍から学ぶのは心得の無い方にはハードルが高くなりますが、ネット検索で着付けの手順を調べたり、YouTubeをはじめとする動画サイトで実際の着付けを見る事も可能な時代です。
見よう見真似で出来る方も当然いらっしゃいます。ただ正直に申し上げれば、にわか仕込みの技術では難しい場合があるのは事実です。
貴方が着付けしたいお子さんの場合はどんなケースにあたるのでしょうか?
正しい情報から判断して挑戦可能なケースと思えたら、早めに準備して備えられます。補いにネット上での着付け講座を探して、疑問点を無くしておくという手もあります。
この記事では自分で挑戦可能かどうか、見極めるために必要なことを解説します。
難しいケースでなければ、ぜひ挑戦してお子さんとの素敵な思い出を作っていただきたく思います。
【子供の着付け】自分でするのがおすすめ
子供の着付けに関してはご家族がされるのも良いのでは?と思う事が多々あります。
プロに任せた方が良い場合もありますが、ここでは自分でする方が良いと思われる場合の理由について説明します。
子供の着付を自分でするのをおすすめする理由
- 子供の浴衣や着物は腰上げを取って着付けることが多く、その場合、当日の着付け手順も少ないこと
- 付け帯などで着付時間を短縮すれば素人でも紐を結んで帯結びを完成させられること
- 子供は人見知りすることもあり、プロに依頼したために泣いたりして疲れてしまい、不機嫌になってしまったり、楽しいはずの時間が泣き疲れて寝てしまったりすることも多い
このような理由から子供の着付けを自分でするのはおすすめです。
逆にプロに依頼した方が良いのでは…と思われる場合もあります。
【子供の着付け】浴衣
肩揚げ、腰上げなど、サイズ調節済みで、つけ紐がついている浴衣が多く市販されています。また、反物から仕立てた物でも子供の浴衣は肩揚げ、腰揚げを取り、着せる当日に素早く着付けられるよう準備される方が多いです。
ここでは肩揚げ、腰揚げをした浴衣の着付けについて手順を説明します。
子供の浴衣の着付の手順
- 浴衣を羽織らせて、衿合わせをする
- つけ紐を後ろで交差させて前で結ぶ
- 兵児(へこ)帯を締める
男の子も女の子も手順的には同じです。
【子供の着付け】七五三
七五三の着物も肩揚げ、腰上げを取ったり、7歳の帯を付け帯にしたり、5歳の袴も簡略化された物が市販されるようになりました。
自分で着せることに挑戦する方、プロに依頼するにしても大まかに知識を得たい方はいらっしゃると思います。
ここでは七五三の着付けについて手順を紹介させていただきます。三歳、五歳、七歳ともに肩揚げ、腰上げを取った着物での手順説明になります。
子供の七五三の着付の手順
- 足袋、肌着を着せて、長襦袢を羽織らせる
- 長襦袢の衿合わせをして、つけ紐を結ぶ
- 着物を着せ、半衿が1cm程度出るように衿を合わせ、着物のつけ紐を結ぶ。
- 兵児帯をリボンに結び、前を整える
- 被布を着せて着上がり
七五三【5歳の男の子の着付け手順】
- 袋、肌着を着せて、長襦袢を羽織らせる
- 長襦袢の衿あわせをして、つけ紐を結ぶ
- 着物を着せ、半衿が1cm程度出るように衿を合わせ、着物のつけ紐を結ぶ
- 袴の丈を確認し、帯の高さを決める
- 袴下の帯を締める(一般的には一文字結び)
- 袴を着せる(前袴、後ろ袴の順につける)
- 袴の紐は前で十文字にする
- 羽織を着せ、懐剣を袴の左側にさし、お守りを袴の下に隠すように帯に挟み、扇子を持たせて完成
- ※ 5歳、7歳は簡略化された市販品が様々あり、5歳のお祝い着ではご用意された袴によっても違いがありますの で、ここでは手順のみ説明させていただきました。
七五三【7歳の女の子の着付け手順】
- 肩揚げ済みで、腰揚げがない着物の場合を例にあげます。
- 足袋、肌着を着せる。この時、腰のくぼみ等にタオルで補正をしておく。
- 長襦袢を羽織らせる
- 長襦袢の衿合わせをして、つけ紐を結ぶ
- 着物を羽織らせ、裾合わせをし、腰紐を結ぶ
- おはしょりをおろして整える
- 衿合わせをして胸紐をかける
- おはしょりの長さを決めて伊達締めをする
- ゴム付きの帯板の時はここで帯板をする(ゴム無しの帯板は帯を巻きながら、帯に挟む)
- 帯を結ぶ
※ 付け帯の場合とそうでない場合がありますので、詳細はここでは省略します - 帯締め、帯揚げをして帯結びの完成
- しごきを当てて蝶結びにする
- はこせこを胸元に入れ、扇子を帯締めに差し込んで完成
ここでは、七五三の着付けの手順について、シンプルにご説明いたしました。
七五三に関しては別記事「【七五三の着物・子供の着付け】みんなどうしてる?」でも説明しています。
【子供の着付け】お正月
お正月には、帰省したり、初詣をしたり、家族にとっても大事な季節のイベントとなっているご家庭もあるかと思います。
ご家族に着物好きの方がいらっしゃれば、着物を着て新年を迎えようという話も出ます。お子さんがいらっしゃる場合は着せてあげたいけど、どうしようかと迷うかもしれません。やはり問題は着付けですね。
ここでは、ウールなどの肩揚げ、腰揚げした着物を子供に着付ける時の手順を書きます。
子供の着付けの手順【お正月などの着物】
- 足袋、肌着を着せて、長襦袢を羽織らせる
- 長襦袢の衿合わせをして、つけ紐を結ぶ
- 着物を着せ、半衿が1cm程度出るように衿を合わせ、着物のつけ紐を結ぶ。
- 兵児帯をリボンに結び、前を整える
肩揚げ、腰揚げをとったウールの着物などでは、浴衣に一枚着物が増えるだけで、手順は比較的単純です。浴衣着付けに挑戦したことがある方なら、さほど困ることもなく着付けできそうです。
肩揚げ、腰揚げが少々手間がかかりますが、覚えてしまえば、お子さんの成長に合わせて調節可能で、それがまた成長を感じる幸せな時間になる可能性も高いです。
着物が好きなご家族ならぜひ皆さんでお正月を楽しんでいただきたく思います。
【子供の着付け】セット
子供の着物、特に七五三の着物は呉服屋さんやレンタルのお店などで小物等のセットを見かけます。
ここでは七五三の着物のセットについてご説明します。
これから揃える・レンタルする場合
意外と細かい物が多く、足りない物がないように揃えるのも大変な気がしている方にはフルセットでご用意される事をお勧めします。何よりも安心です。
扱うお店によって、セット内容が違う事があります。紐などが含まれていないセットもあり、別売の場合もありますので、買いそろえたり、レンタルする際にはご注意ください。
ご自身が着た着物等をお子さんにも着せたい場合
ご自身が着た着物をぜひ子供に着せたいと思う方もいらっしゃいます。昔揃えたセットを確認したら、失くしてしまったのか1つ欠けている、あるいは扇子で遊んで壊してしまったという事もあります。
そんな時、大急ぎで新たなセットを購入する前に、一度呉服屋さんに出向いてみてはいかかでしょう?バラで売っている物もあります。最近ではネットで探しても見つかる物もあります。
足りないものさえ補えれば、思い出の着物の出番を作れます。一度は探してみてください。
【子供の着付け】プロに依頼する場合の料金
子供の着付けをプロに頼む場合、料金は実は依頼先によってかなり差があります。
七五三等の準備を始めた時、料金設定に幅がありすぎて、相場が全くわからなくて困る方も多そうです。
この差はどこから来るのでしょうか?またお願いする店舗等を決める判断材料はどこにあるのでしょうか?
絶対と断言は出来ませんが、今まで着付けの仕事をしてきた経験から、わかる範囲で料金のこと、お願いする時の判断材料をご説明します。
プロに依頼する場合の料金・判断材料
- 子供の着付けに慣れた着付師であることが望ましい
- 帯の種類(付け帯かどうか)や着付師のキャリアで料金が変わるという事はほぼない
- 着付けの依頼先はホテル、美容室、写真館、呉服屋さん、個人等で料金も様々
- その店の料金設定による
- 子どもの着付けも大人と大して変わらない料金設定のところもある。
- 七五三も、3歳、5歳、7歳で料金が違う依頼先もあれば、七五三は均一料金のところもある
- 相場はいくらと言い切れないが、中間の金額は数千円位
- 着付が上手いから高い、あまり上手でないから安いとは言い切れない
- 近くの方で最近七五三をされた方から、利用したサービスの料金等、口コミ情報を得るのは良い方法
大事なお祝いの日の準備です。
料金に加えて口コミの確認をすることも加えると失敗をさけられます。


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